毎月発行 禅源寺通信

No.87

バチが当たる

「バチが当たる」

 

子どもの頃、よく周りの大人から言われた言葉です。これを言われた後、必ず、何らかの良くないことが起き、「あー、バチが当たった」と後悔することがあったものです。この「バチ」というのは、仏罰のことで「バチが当たる」というのは、仏の教えに背くようなことをすると、神仏から何らかのお仕置きがある、ということだと、読んでいた本に書いてありました。それだけ、昔の人は、神仏に畏敬の念を抱いており、子ども達に間違ったことをするのを諌めたんだと思います。

今、それを言うと、恐怖を与えるから、子どもの教育上、良くないという風潮があるような気がします。でも、経験から言うと、やっぱりバチが当たることはあります。ちょっと怖がらせて悪いことを戒めることも大切だと思います。