わが母
「十億人の人に
十億の母あれど
わが母に
まさる母ありなんや」
浄土真宗の僧侶 暁烏敏師の御歌と聞きます。本当にそうですね。誰でも、子どもの頃、何かあった時に「おかあさーん」と泣いて呼んだ記憶があるはずです。母親の優しさは何物にも代えがたいと思います。
早いもので、師走になりました。師走になると、母が、年内にやらなくてはならないことを、書き出し、計画的にこなしていたことを思い出します。その母を見習って、私もやっています。お節料理も「もう作るのをやめよう、やめよう」と心では思いながらも、やっぱり作り始めてしまうのも、母の姿を見ていたからだと思います。誰でも、わが母にまさる母は、いませんね。そんなことを思いながら静かにお正月を迎えたいものです。