毎月発行 禅源寺通信

No.64

自分は善人である

「自分は善人である、と言う自覚を高めよう」

 

 植西 聡氏の著書「悩みの消し方」に書かれた言葉です。氏は、これまでの人生を振り返り、善の行為を思い出すように勧めてみえます。そんなに大げさなことではなく、「道に落ちていたゴミを拾った」くらいの小さな善の行為を思い出し、心の奥底の潜在意識に刻みましょう。すると、その意識から、だんだん「本当に良いこと」が身の回りに起きるようになってきます。というより、いつも起こっている事でも、「自分は善人なんだ」という意識があるので、良いことばかりに目が行くようになるのです。そうこうしているうちに、悪い行いを慎もうと意識するようになるのです。

一年の締めくくり、「善人」という自覚を持って新しい年を迎えましょう。