和やかな毎日のための「おかげさま」

「私がわたしになる為に　人生の失敗も必要でした

無駄な苦心も骨折りも　悲しみも全て必要でした

私が私になれた今　みんなあなたのお蔭です

恩人たちに掌を合わせ　ありがとうございました」

 

これは、詩人　をさ・はるみさんの「独り言」という詩です。それまでの人生の善いことも悪いことも全てを受け入れ、感謝しながら生きていこうとする謙虚さと力強さを感じます。人生で変えられることは、未来と自分だけです。「ああすればよかった」「だから、あの人は嫌いだ」と嘆いていても、何も変わりません。

楽しく明るく、毎日を送れるおまじないとして、妙心寺では「おかげさま運動」を勧めています。「おかげさま」「おかげさま」と何度も口で唱えてみましょう。

口で唱え、それを耳で聞いているうちに、言うことが習慣になり、気がつくと、和やかな毎日を送れるようになっているはずです。