毎月発行 禅源寺通信

No.69

私の中にご先祖さま

「自分の手のしわや顔を鏡で見た時、僕自身の中に亡くなった祖母や先祖たちがいて、僕が笑った時にも彼らも一緒に笑っている。僕の中の悲しみは彼らの悲しみでもある。」

ティック・ナット・ハン著「和解」の文章です。

今年も早や半年が過ぎ、七月になりました。来月は、お盆です。亡くなった先祖や父母、伴侶が帰ってきてくれます。先日、幼馴染にばったり会いました。子どもの頃に可愛がってもらった幼馴染のお母さんにそっくりになっていて、ビックリ。

きっと彼女も同じことを思っていたことでしょう。自分の顔に手に、先祖の血が、流れています。