毎月発行 禅源寺通信

No.77

「死んでほしくない」と願う人がいない人生こそ、最も寂しい人生だ。

「死んでほしくない」と願う人がいない人生こそ、最も寂しい人生だ。

 

これは、放送作家の百田尚樹さんの言葉です。愛は、「この人を失いたくない」という思いが根底にあって初めて生まれるものだと、百田さんは、言います。確かに、そうですね。受刑者で死を目前にした方への「やっておけばよかったと、後悔している事」のアンケートで多いのは、「結婚をしておけばよかった」「子どもを持てばよかった」だそうです。人生を共にする人、自分の子どもがいれば、法を犯すような犯罪は起こさなかったのではと、後悔しているそうです。

「愛」とは何か、と考えると難しくなりますが、「この人を失いたくない」のが「愛」だと思うとわかりやすいですね。そういう人が自分の身の回りにいてくれるように、日々生活していきたいものです。そして、そういう人を亡くした後は、きちんと供養をしていくことで、自分が救われるように思います。