毎月発行 禅源寺通信

No.56

「やればできる、というのは、やっていないことの言い訳です。」

「やればできる、というのは、やっていないことの言い訳です。」

映画「永遠のゼロ」の著者 百田尚樹氏の言葉です。

子どもはほめて育てましょう、という育児が今時の流行です。その中で、ついつい使ってしまうのが「あなたは、やればできる子だからね。」という言葉。言われた子は、「そうだ、いつかやる気になったら、きっとやれる。」と錯覚を起こしてしまいます。その「いつか」が来ればよいのですが、来ないことの方が多いのが世の常です。

もし、「やればできる」みたいなことを言われてしまったら、自分の生活をじっくり見つめなおしてみましょう。きっと「やってない自分」が見えてくるはずです。そして、そこから、自分でスイッチを入れましょう。とにかく「やる」のです。このことは、子どもばかりでなく、誰にもあてはまることです。年度末、じっくり自分の生活をみつめてみましょう。