毎月発行 禅源寺通信

No.34

ひとり時間の楽しみ方

ひとり時間は自分と向き合う時間。

五十代からのひとり時間は、

この人生を楽しみ、慈しむように味わう時間です。

 

作詞家の吉元由美氏が、ある対談で、話された言葉です。やらなくてはならないことが多くて、自分の時間を持つことが難しかった時代を経て、やっと自分のために使える時間が増えてきました。嬉しいと思ったのもつかの間、その時間がだんだん多くなると、今度は、さみしさを感じたりします。でも、この言葉を、知ってから、それまで、見て見ぬふりをしてきた自分にとことん向き合ってみようと決めました。時間はあります。自分に向き合うと、その未熟さに気づき、周りにとても優しくなったように、自分では、思っています。五十も過ぎれば、目もぼやけ、体も硬くなりますが、自分と向き合う時間をしっかり取って、心だけは柔らかくしていきたいものです。