毎月発行 禅源寺通信

No.42

幸せの本質

食事をするときは何を食べるかではなく誰と食べるか。

旅をするときはどこへ行くかではなく誰と行くか。

語り合うときは何を話すかではなく誰と話すか。

ということが、実は、幸せの本質です。 

 

これは、心理学博士の小林正観先生の言葉です。    思わず、「なるほどその通りだ。」と膝を打ちました。

長く生きていると、仕事や義理でしなくてはいけない時以外は、一緒にいて楽しい人と時間を過ごしたいと思うようになります。人生も折り返し地点が過ぎれば、無理して気の合わない人と過ごすような我慢は、したくないものです。気のおけない仲間や、家族と、気兼ねなく過ごす時間は、人生を豊かにします。

 十一月になりました。街に出れば、クリスマス、お正月と、なんだか楽しい気配がしてきます。そんな時、自分のすぐ身近にいてくれる人達を、じっくりゆっくり、見回してみてください。そんな人達と、食事をして、旅をして、語り合えたら、素敵ですね。