毎月発行 禅源寺通信

No.31

「子ども」という詩をよんで

批判ばかりされた 子どもは 非難することを おぼえる

殴られて大きくなった 子どもは 

力にたよることを おぼえる

笑いものにされた 子どもは 

ものを言わずにいることを おぼえる

皮肉にさらされた 子どもは 

鈍い良心の もちぬしとなる

しかし、激励をうけた 子どもは 自信を おぼえる

寛容にであった 子どもは 忍耐を おぼえる

賞賛をうけた 子どもは 評価することを おぼえる

フェアプレーを経験した 子どもは 公正を おぼえる

友情を知る 子どもは 親切を おぼえる

安心を経験した 子どもは 信頼を おぼえる

可愛がられ 抱きしめられた 子どもは

世界中の愛情を 感じとることを おぼえる

これは、ドロシー・ロー・ノルト氏の「子ども」という詩です。

私は、今までに何度も読んでいます。読む度に、一小節ごとに、思い当たることがあり、読んだ後はいつもじっと考え込んでしまいます。そして、世の中の全ての子どもたちが、幸せに育ちますように、祈らずにはいられません。

今年も色々、ありがとうございました。どうか、良いお年をお迎えくださいませ。