毎月発行 禅源寺通信

No.06

精一杯 生きよう 精一杯 働こう

友人の和尚さんが突然お寺を出ることになったと聞きました。理由を聞けば、重い病気にかかり治療の目途も立たないとのこと。法務に支障が出ると檀家様に迷惑をかけるので潔く退職し、後任に託すのだそうです。これから先もずっと、住職として生きていくはずだったろうに、突然の病気でまったく違う人生を歩くことになった事に私は、ショックを受けました。でも友人には、何かできることがあればいつでも頼ってほしいとエールを送りました。病気はいつなるか誰にもわかりません。たとえまめに健康診断をしていても、病気になるときはなります。今、健康であるならそのことを親や先祖に感謝したいものです。また、今できることを精一杯やって生きていこう、また働こうと改めて強く思います。
三月はお彼岸月です。お寺やお墓にお参りして自分自身を見つめなおす機会にいたしましょう