毎月発行 禅源寺通信

No.45

人間にとって大事な仕事

「人間にとって大事な仕事は、老いること、病気をすること、死ぬこと、この三つしかありません。自分らしく、その仕事をやることです。」

ひろさちや氏の著書「ずぼら人生論」の一文です。

これを読んで、私は、肩の力がスーッと抜けたような気がしました。まさに、お釈迦様が説かれた生老病死です。

すでに生まれている私達に残された仕事は、確かにあと三つですね。歳を取りたくない、病気になりたくない、死にたくないと言っても、所詮、それはかなわぬ夢。

それならば、それを自分の仕事と割り切って、全うできるようしていけばよいのです。私が、最近、漠然と思っている「枯れるように死にたい」というのも、自分らしさのひとつの形かも、と思うのです。そして、この三つのことに、自分なりの覚悟ができていれば、まさにその場になった時、悠然とかまえていられるような気がします。まず、今の私には、老いること。アンチエイジングには、目もくれず淡々と、老いております。