毎月発行 禅源寺通信

No.72

この身は借物なり

タレントの片岡鶴太郎さんの言葉です。

人生百年時代と言われ、「生」にこだわる時代になってきました。「生」にこだわると、老いることや死ぬことが怖くなり、いろいろな執着が生まれます。しかし、しょせん、此の身は借物なんだと考え、ただ淡々と、日々を過ごすことに身をまかせれば、気が楽になるのではないでしょうか?「人事を尽くして天命を待つ」です。

禅の教えにある「かたよらない、こだわらない、 とらわれない」この三つをしっかり心にとどめてください。何か困った時、悩んだ時、つらい時、この言葉を思い出してゆっくり考えると、きっと道は開けてくると思います。「どうせ借物の身」なんです。おおらかにいきましょう。

 今年は、うさぎ年です。身軽にぴょんぴょん軽やかな一年になりますように・・・。