毎月発行 禅源寺通信

No.25

いそぐ日本に、「時間財」を。

これは、ある住宅メーカーの新聞広告に書かれていたものです。時を重ねることで、単なるモノを超えた、宝物、財産になっていくものを、「時間財」としています。

お寺は、まさに、それだと思いました。本堂に入ると、凛とした空気感、自分の心の中を見透かされているような緊張感があります。多くの人が、訪れ、亡き人の冥福を祈ったこの空間は、どんなに古くても、暖かく来た人を包み込んでしまうように感じるのです。どんなに忙しくても、お寺の行事には、お参りにいらして下さい。

来た時よりも帰る時のほうが心が軽くなっていますから。

住んでいる私が言うのですから、本当です。